儚い原色の夢

とある人間の備忘録

旧友


所用があり、久々に役所へ行く。


手続きを終え、待機している時に、目の前に見覚えがある顔が現れる。



自分は人見知りを全くしない代わりに、人の顔を覚えるのがかなり苦手で。


なんなら友人の顔も何日か合わないと覚えきれず。



しかし、一度覚えたら忘れないのだが、しばらく会わないと時折不安になる位、顔を覚えるのが苦手なのである。



だから、見掛けた時、正直自信が全く無く、しばらく見つめてしまったのだが、友人の方から気付いてくれた。



物凄くありがたいのだが、若干恥ずかしくもある。



そんな旧友との久々の再会を懐かしむ様な歳になったのか。



と少し心が寂しくなった寒空の下。